いつまでシンガポールにいようか。
シンガポールに渡ってまだ3ヶ月しか経っていないけど、たまに考える。そしてこれまでぼんやりとだけ考えていたけど、期間を決める基準が自分と夫婦の中にひとつできた。
「子ども」だ。僕にはまだいないけど。
子どもの自我と言葉をどの国で育てるか、これは本人にとって、そして家族にとってとても大切なこと。子どもは育った環境の影響をもろに受け、その上に人生が積み重なっていくからだ。
難しいのは、どの国で自我と言葉を育てるかを決めるのは、子ども本人ではなく、親の場合がほとんどだということ。物心のついていない子どもに「どこがいい?」と聞いても分からない。
子ども本人が決められないなら、僕の人生経験がどんなに少なくて偏っていたとしても、決めてあげなければいけない。きっとその判断には僕の私感と希望が混ざってしまうだろう。
その国が日本以外のどこかだとしたら、ちゃんとその国に子どもを連れて行けるように、これからもっと仕事頑張ろう。