シンガポール移住・オフィス開設に必要な貯金
今日、本当の意味で生活の拠点が東京からシンガポールに移った。
引越しは2月中旬には済ませていたが、それから今日まで、僕は日本の個人口座に入っているお金で生活してきたから、拠り所はまだ東京という感覚だった。
それがようやく、東京とシンガポール、それぞれの会社のオンラインバンキング口座の運用が安定し、こちらにあるお金だけで生活できるようになった。
シンガポールに渡るためにやってきたこと
本題である、「いくら貯めておけばいいの?」に答えるために、僕がこれまでなにをしてきたかを簡単に振り返る。
シンガポールに渡るという目標を立てたのは2012年の夏。11月、こちらに渡れるメドが立ち、公認会計士の会社にご相談。直後、初冬に取材もかねて視察と住まい探しで初訪星。
年が明けて1月。正式に公認会計士の会社に設立準備を依頼、ビザ申請準備開始。東京にある会社の代表取締役である僕がいなくなることによって発生する法務手続き。新居決定。
引越しの2月。海外送金、オンライントランザクションなどの利便性を踏まえて銀行口座切替、航空券予約、大きな荷物の空便・船便手続き、東京にいるお客様への挨拶回り、など。
小さい会社は、アドミニストレーション部門=自分=プロフィット部門なので、この間も通常通りの営業・納品業務。
3月。ビザがおり、その後個人の銀行口座開設手続き。
4月。カンパニーセクレタリーの会社に依頼し、会社の銀行口座開設手続き。
5月。会社の銀行口座開設完了、オンラインバンキング利用申込。
6月。オンラインバンキング利用開始。
そして、いまに至る。
こちらに渡った2月中旬以降は、官公庁や銀行による手続きを待つ時間が長いので、自分でしなければいけない作業はそんなに多くはない。ただ、シンガポールの銀行口座が開けるまでは、日本の個人口座に入っているお金で生活しなくてはいけないことは覚悟しておきたい。
移住期間に使った経費の項目
ということで、僕の東京からシンガポールへの移住期間は、昨年11月から今年の6月ということになる。その間にかかった主な経費の項目を洗い出してみた。
・11月:視察(航空券、ホテル)
・1月:公認会計士への支払(会社設立、ビザ申請)、資本金、東京の法務局への事務手数料、新居賃貸のデポジット、家賃
・2月:引越し(航空券、大きな荷物の空便・船便手続き)、家賃、家具、オフィス用品、通信機器、生活費
・3月〜6月:家賃、生活費
どんなホテルに泊まるか、航空会社はナショナルフラッグキャリアかLCCか、どんな家に住みたいか、公認会計士への支払もピンからキリまで、家具はIKEAでいいのか、外食が多いのか... 具体的な金額は、自分や家族がどのくらいの生活を求めるかによる。
そして忘れてはいけないのは、移住やオフィス開設をしたあとにももちろん生活は続いていくので、準備だけで貯金を使い果たすのかということ。